アフターピル エラ(ella) pill
アフターピル処方 について
アフターピルは、避妊を失敗した時など望まない妊娠を避けるために緊急措置として行う避妊方法です。
ホルモン避妊薬を服用することで、妊娠を回避する事が出来る方法です。排卵と受精卵の着床の両方を抑制する薬なので、受精後でも効果があります。
ウリプリスタル酢酸エステルという成分を使用したアフターピルです。当院ではエラ(ella)を処方しています
エラ(ella)とは、ウリプリスタル酢酸エステルという成分を使用したアフターピルです。
これまで日本においてはレボノルゲストレル(ノルレボ)という女性ホルモンの一種である応対ホルモンが主成分のものが流通し、緊急避妊薬の第一選択物となっていました。
当院のエラは主成分がウリプリスタル酢酸エステルで、選択的プロゲステロン受容体調節剤であり、日本では子宮筋腫治療や月経過多における治療薬として使われています。2009年に発売が開始された新しいタイプの緊急避妊ピルです。
海外では一般的なアフターピルとして使用され、安全性や効果が保証されています。
エラ(ella)の避妊なしで性行為をしてから120時間以内に服用することができれば避妊の効果を得ることが出来ます。
また、レボノルゲストレルを主成分とするこれまでのアフターピルでは効果を十分に得ることができないとされていた、BMI値30以上の肥満女性に対しても十分効果が得られるという点でもメリットが大きい薬です。
服用の仕方は飲み忘れがない1回1錠のみです。
エラ | ノルレボ | |
性交後処置までの有効時間 | 120時間以内 | 72時間以内 |
妊娠阻⽌率 | 95% | 85% |
アフターピル ella(エラ)服用のリスク・副作用
アフターピル ella(エラ)の服用は100%妊娠しないというものではありません。
ella(エラ)の主な副作用は、不正出血や消退出血、吐き気、頭痛、胸の痛み、経血量の 増加や減少また生理不順、疲労、下腹部痛などが報告されています。
アフターピル ella(エラ)内服後の出血・生理について
ella(エラ)を使用する約半数の方に、3〜21日の間で消退出血が起こりますので生理用ナプキンやタンポンの着用をすすめします。
また、消退出血だと考えられる出血の中には不正出血や着床出欠と区別できない場合もありますので、ご自身の生理周期を確認して必要に応じて産婦人科診察を受けましょう。