サクセンダ注射 saxenda
医薬品を使用した医療痩身
GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)は、もともと人間が持っている生理的なホルモンの一種で小腸から分泌されています。
GLP-1の働きが、空腹感の抑制や血糖値上昇抑制などの減量効果をもたらすことから、別名「痩せるホルモン」と言われています。
サクセンダはGLP-1と97%同一の成分である薬剤を1日1回自己注射で投与することで減量が期待できる肥満治療薬です。自然に食欲を抑え、食べ物の消化・吸収のスピードを緩やかにし、血糖値を下げ、太りにくく痩せやすい体質を作り出します。
食欲が抑えられずについ食べすぎてしまう方や、運動が苦手で続かないという方にもストレスが少なく、無理のない減量が期待できます。
サクセンダは、皮下注射薬として消化器を介することなく血中に直接薬が運ばれるため、注射直後よりダイレクトな効果が期待できます。
GLP-1の特長
無理なく自然に食欲が抑制される!
GLP-1は、糖代謝を調節するほかに、満腹中枢に働きかけて食欲を抑制し、空腹を感じにくくする働きがあります。無理なく食事制限が行え、基礎代謝が上がることにより脂肪分解もされやすくなります。
ストレスなく健康的なダイエットが可能!
食事制限を無理なく行えるため、ストレスから解放されダイエットを忘れて食事を楽しむことができます。
自然に太りにくい体質に!
サクセンダは持続的に処置が行えるため、体内のGLP-1濃度が自然に上がり、無理なく太りにくい体質をつくりだすことができます。
治療の流れ
- 01カウンセリングと採血
初診時、カウンセリングと採血(採血費用別途必要)を行います。 - 02処方
採血結果が出た後、データ上問題なければ処方します。
看護師による注射指導の下、患者様自身で注射を行っていただきます。 - 03アフターケア
約10~14日後を目安に来院いただきます。その後、1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、来院いただきます。
※血液検査が3ヶ月に1回ございます。
- 吐き気などの消化器症状は初期に起こりやすいが次第に治まる。
- 他のGLP1受動態作動薬やインスリンと併用はできません。
- サクセンダは2型糖尿病の治療薬ではございません。
- サクセンダの安全性は、市販薬、漢方薬など減量のための他の製品との組み合わせで確認されておりません。
副作用について
・サクセンダの主な副作用は、嘔気、嘔吐、下痢、便秘などの消化器症状です。重篤な副作用は少ないとされていますが、注意すべきものもあります。
・倦怠感・低血糖・頻脈・甲状腺疾患・膵炎・胆石症・胆のう炎・急性腎不全・脱水症・アナフィラキシーショック・血管浮腫・腸閉塞など
〈注射量〉
1週目 | 1日0.6mg |
2週目 | 1日1.2mg |
3週目 | 1日1.8mg |
4週目 | 1日2.4mg |
2ヶ月目 | 1日2.4mg |
3ヶ月目 | 1日2.4mg |
サクセンダをご使用になれない方
- 18歳未満、または75歳以上の方
- 糖尿病、膵炎、胆石症、胆嚢炎、重度の腎機能障害、肝機能障害のある方
- 腹部手術や腸閉塞の既往のある方
- 内分泌疾患やステロイドなどの薬剤による肥満の方
- 甲状腺疾患のある方
- 妊娠中、授乳中の方
- うつ病や自殺企図のある方
- がん治療中、治療後3ヶ月以内の方
- 腹水や浮腫がある方・透析を受けている方
- サクセンダの製剤に含まれる成分にアレルギーのある方
その他、当院受診時の問診の内容により医師が適応と判断しない場合